カテゴリー: 植物の基本

植物の調子が悪いとき

植物を育てていてありがちな症状について書いてます。

症状を選んでもらえれば大体原因が分かるはず。
(メールで質問も受け付けてますので、困ったら相談してみてください。ぺージの一番下にメールアドレスなど書いてあります)

 

準備中 落葉する

準備中 葉が変色した

準備中 徒長してる(ヒョロヒョロに伸びてる)

準備中 枝の先がベロンと下に垂れてる・幹や枝を触るとスカスカ

準備中 葉っぱや植物の周りがベタベタする

準備中 枝は伸びてるけど葉っぱが先っちょにしかついてない

準備中 コバエが湧く虫が湧く

準備中 葉っぱが食べられてる・植物の周りに黒っぽい粒が落ちてる

準備中 植物がグラグラする

 

 

 

メールアドレス↓
info@luff.tokyo

質問の際は下記内容をお伝え下さい。
(わかる範囲でかまいませんが、情報が多いほど判断しやすくなります)

  1. 植物の写真(全体写真/気になる箇所のアップ/葉先/土の表面/置き場所全体)
  2. 購入時期、場所
  3. どんな症状か
  4. いつからそうなったか
  5. 置き場所の明るさ(午前中だけ日が当たる、直接光は当たらないけど窓のそば、とか)
  6. 水やりの量と頻度(日数)はどれくらいか
  7. 受け皿に水が溜まっていないか
  8. 何か心当たりはあるか(長期旅行に行った、置き場所を移動したなど)

 

 

虫:コガネムシの幼虫

屋外の鉢植えで植物を育てる場合、最も恐ろしく、厄介で、取り返しのつかない被害を与えてくるのが<ドウガネブイブイ>

普段通りせっせと水やりをし、愛情を込めて世話をしていても何だか元気がない。
水が足りないのかなと、水やりを増やしても何だか…

肥料が足りないのかなと、やってみても何だか…

もしかして水やりすぎで根腐れ?

なんてやってるうちに植物はどんどん元気がなくなっていく。

枯れる。

これがドウガネブイブイの恐怖です。

ドウガネブイブイという、さっぱりピンとこない名称の、この恐怖の正体はコガネムシです。コガネムシの幼虫。
ドウガネブイブイというのはミドリっぽいコガネムシの名前なのです。

私がこの仕事をしている中で、最も厄介で恐れている<三大恐怖害虫>がいるのですが、その一角を担っているのがこのコガネムシです。

何が厄介かというと、姿が見えないという点。
こいつらは土の中に潜っていて、姿を見せないまま植物の根っこを食べてしまいます。

根っこを食べられてしまった植物は水を吸い上げることができなくなって、萎れてきたりっぼろぼろと葉っぱを落としたり。
気づくのが遅いと本当に枯れます。

そして屋外に植木鉢を置いている限り、こいつが現れる可能性が常にあるということも恐怖です。

私くらいのレベルになってくると、パッと見で「もしや…?」と気づけるようになりますが、一般の民には何が起きているのか分からないまま枯れていく植物を見守ることになるかもしれません。

本当に厄介な敵です。

症状をまとめると
1,水をしっかりやっているのに元気がない
2,新芽を中心に全体的に萎びる
3,特に暑い時期に症状でがち

根っこが食べられてしまうことによって植物は水を吸い上げることができなくなり、一番水を必要とする新芽や若葉の部分が萎びてきます。
そして、暑い時期は水がたくさん必要になるので、その影響が顕著です。(その時期に幼虫が活動するし)

しっかり水をやっていて、日当たり等の環境も良いのに植物の元気がないときは、このコガネムシの被害をうたがって見たほうがよいかもしれません。

確認するには植物の生え際をつかんで、軽く動かしてみてください。

こいつの被害に遭っている植物は根がなくなっているため、根本がめちゃめちゃグラグラします。
ほんの軽く植物をひっぱっただけで抜けてしまうこともあります。(そして根っこがなんにもない)

もしコガネムシの幼虫が鉢の中にいる場合、なるべく早く対処しないといけません。

対処その1
薬剤で退治する

対処その2
植え替える

できれば<その1>で解決したいところです。

幸い薬がよく効くので1回で退治できる場合が多いです。

使う薬は「ダイアジノン」

(私は3年間ほどこの薬の名前を「ダイジアノン」だと勘違いして覚えてました。みなさんも気をつけてください。)

正式名は「住友化学園芸 殺虫剤 家庭園芸用サンケイダイアジノン粒剤3 400g」
Amazonでも売ってます。

 

基本は「対処その1」でなんとかしたいところですが、たとえば「もう植物を鉢から抜いちゃったよ」なんていうオッチョコチョイさんとか、他にもやむにやまれぬ理由がある場合は「対処その2」植え替えの選択肢を。

先に言っておきますが、植え替えをするということは残っている根っこを高確率で切ってしまうことになるし、あまり推奨はしません。
そもそも切れるような根っこが残っていません、という場合は植え替えをしても回復の希望はかなり低いので、やるだけ骨折り損の場合が多いです。
とはいえ、大事な植物をなんとか助けたいですよね。
(植え替えについては今後書きますね)

植え替えた場合は、植物がグラグラ動かないようになんか工夫してください。
あとなるべく残っている根っこを切らないように慎重に植え替えること。

ちなみにコガネムシが発生したあとの土はいい具合に耕され栄養も豊富なので、いい感じの土になっています。皮肉ですね。

 

予防法としては、定期的に薬を撒いておくかコガネムシの成虫が土に潜れないほど分厚く石などを土の上に敷いておく、というのがあります。

石を敷くのはかなり分厚くしておかないと効果がないのと、土の上に石などを敷くと土の乾き具合がわからない、という難点があります。

薬を定期的に撒いておくのが現実的だろうと思いますが、私はあんまり薬とかを撒くのが(なんとなくですが)好きではないので、虫が来るかどうかは運任せでもいいかなと思っています。

大事なのは植物をよく見ることです。
ちょっとだけでもいいので、できるだけ頻繁に植物を気にかけて観察していれば少しの変化も初期に気づけます。
悪い変化だけでなく、「新芽が伸びた」「蕾がついた」など、胸キュンな変化も気づけるようになりますし。

今の御時世、なんでもインターネットで調べられるので、何か変化があったら検索すればだいたい解決しますので。

とはいえ、このコガネムシの幼虫はなかなか気づきにくい敵ですので、くれぐれもご注意を。

 

植物の選び方

植物を選ぶ際に大事なことが2つあります。

その1つは、置き場所に合う植物を選ぶこと。

「置き場所に合う」というのは、インテリアにマッチするかどうかではありません。そこらへんは勝手にやってください。

ここでいう「置き場所に合う植物」というのは、光がどれくらい当たる場所に置く植物なのか?ということです。

置き場所がもう決まっているのであれば、その場所の明るさ。
逆に「この植物を育てたい」というのがあるのであれば、これくらいの明るさの場所で育ててください。

そういった話です。

 

もう一度言いますが、植物を選ぶにあたって最も大事なことは置き場所。
今後の植物ライフがハッピーなものになるか、それともサッドストーリーになるか、全てがこの植物選び(置き場所選び)に懸かっているといっても過言ではないかもしれません。

植物を育てるときに一番必要なことは何だと思いますか?

『それは愛情』

そう思っちゃった人は、ひとまずこの先正座して読んでください。
植物に愛情を注いだところで、なんにも返ってきません。

愛情は与えるものではなく、対象との間に生まれるものです。

それはさておき、植物が最も欲しているものは、あなたの愛情ではなく光です。

植物がなぜドンドン背を高くするのか?
なぜ枝を広げるのか?

光を求めているからです。

植物にとっての光は、人間で言うお金(または仕事)のようなものです。
お金になる仕事を求めて、誰よりも枝を伸ばし葉を広げるのです。

 

植物を選ぶ時に一番大事なことは<置き場所の明るさ>です。

例えばリビングに植物を置きたいのなら、その場所がどの程度の明るさがあるのか、それが選ぶ基準になります。
明るければ明るいだけ、選べる植物の選択肢は増えます。
逆に暗くなれば暗くなるだけ選択肢は減り、最終的にどんな植物でも育たない(枯れる)ことになります。

大雑把に言えば、室内だったら明るきゃ明るいだけ良いです。
光が強すぎると<葉焼け>という事が起きることもありますが、よっぽどの間取りと管理のズボラが重ならない限り大丈夫です。

 

じゃあ、明るくないと全部ダメかというと、なんとか出来なくもないです。

光が弱いところでも大丈夫なものもあるし、<頑張れば>大丈夫なものもあります。

光が弱くても何とかなる系の植物としては、『木』ではなく『草』のもの。
『木』と『草』の定義は説明がめんどくさいので省きますが、要するに、<大きい植物か?小さい植物か?>ということ。

ただしこれは、今現在大きいかどうかではなく、種類として大きいかどうか。

例えば人間とキリンさん。
子キリンは小さいけれど、大人になったらデカイ。
人間は180センチくらいが完成形でキリンさんは(わかんないけど予想)4~5メートルくらい。

本来大きくなる植物は光が必要で、将来的にもそれほど大きくならない植物は光はある程度で大丈夫。
そもそも大きくならない植物は少ない光で生きていけるようになってるのです。(砂漠とかの植物は別)

<頑張れば>大丈夫系のものは、種類というよりもあなたの努力しだい。
週に何日か光に当たる場所に移動するとか、そういう事ができればかなり違います。

また、これは上級テクになりますが、上手に管理すれば多少の環境の悪さはカバーできます(きっとコレを読んでいる人には無理)。

 

毒舌の罰として、明るい場所でないとダメか、多少暗くても大丈夫か、植物を知らない人でもある程度目安になる選び方をお教えします。
あくまで傾向であって、これだけで判断するのはリスキーなので目安として知っておいてください。

  1. 葉が細かくて沢山ついている種類は→暗いところが苦手(ゲッキツ・エバーフレッシュ・フランスゴムなど)
  2. 葉の色が濃くて厚みがあるものは→暗いところに強め(シェフレラ・ツピタンサスなど)
  3. 名前が「フィカス〇〇」というものは→中間くらい(フィカスアルテシマ・フィカスベンガレンシスなど。例外もあるから注意)

あくまで目安ですが、知っていて損はないと思います。

 

きっと、僕が頑張ってこれを書いても、読んだだけでわかることでもないことは知っています。

植物選びで大事なのは信頼できるショップに行って(例えばLUFF)、『こんな場所に置きたいんだけど、どんなのがいい?』と聞くことです。

『午前中は日が直接あたるよ』とか、『直接日光当たらないけど、この店内よりは明るいよ』とか、『ほぼ、外です』とか・・・
明るさなどは言葉ではなかなか伝えづらいと思いますが、具体的であればあるだけ判断しやすくなります。
写真などもあるといいですね(午前・午後の写真なんてあったら最高です)

そういう情報を教えて貰えれば、こんな僕でも上手にオススメできますので。

<丈夫かどうか>は<置き場所が適切かどうか>とほぼ同義ですので、最初の植物選びでコケないように気をつけてくださいね。

 

☆☆☆☆☆
ゲッキツ(シルクジャスミン)
ジャボチカバ
フランスゴム(斑入)
フィカスベンジャミン
フィカスバロック

☆☆☆☆★
エバーフレッシュ
フランスゴム(緑葉)
フィカス・ウンベラータ
パンダガジュマル
センカクガジュマル

☆☆☆★★
フィカス・ベンガレンシス
フィカス・アルテシマ
カシワバゴム
インドボダイジュ

☆☆★★★
フィカス・エラスティカ
シェフレラ
ツピタンサス
ドラセナ・コンパクタ
プテリス
ポリシャス

☆★★★★
フィロデンドロン
モンステラ
アグラオネマ

ちゃんと説明しないまま急に書いてしまいましたが、わかりますね?
☆が多いのは明るい場所推奨
★が多いのは暗い場所にも強め
の代表的な植物書いてみました。
参考までに。