放置植物

放置植物

水もやらない、何もしない。
一度蓋を閉めたらそのまま放置し、その中で生態系が繰り広げられる様子を観察して遊ぶ。
LUFFの<放置植物>とはそんな商品です。

2013年頃から試作を繰り返し、数年間の試行錯誤の末にやっと商品としてリリースすることができたLUFFのオリジナル商品です。

密封されたビンの中に入れられた植物たちは、時間の経過とともに成長しては枯れ、枯れては再生を繰り返し長い期間生き続けます。
「長い期間」と書いたのは、誰もその先を知らないからです。

LUFFにある放置植物は2023年時点で7年くらい放置してるものがありますが、今も成長と衰退を繰り返しています。
(1つはとても綺麗に育っていて、もう1つは何かもうスゴいことになってます)

放置植物は<ビンの中の植物がどうなっていくか観察する遊び>です。
植物を育てるというものではありません。(勝手に育っていくけど)

どんな風に育っていくか誰にもわからないし、ほぼ確実にキレイに育つこともないでしょう。

それでも抱えられる程度の大きさのビンの中で植物が伸びたり時には花を咲かせたり、それを考えるとなんだか神秘的で生命の奇跡を感じませんか?感じませんね?

水もやらないし何もしないし、あなたはなんにもすることがないですが、ただただビンの中で繰り広げられる生存競争や生態系を神になったつもりで見守ってください。

このビンを手に入れればアナタも神です。


放置植物の育て方

1、放置。
2、捨てない
3、誰かに捨てられないようにする

放置植物を育てる(?)上で、1つだけとても重要なことがあります。
唯一の弱点は容器内の温度が高くなってしまうことです。
容器内の温度が高くなりすぎると簡単に枯れます。

直射日光が当たるような場所に置くと、ものの数分〜数十分で致命傷となります。
これだけは本当に避けてください。
あとエアコンの風が直接当たり続ける場所もNGですね、たぶん。

良い置き場所は
直射日光の当たらない明るい場所や、デスクライトとか照明の下など

直射日光を当ててはいけないので、中に入れている植物は光が少なくても育つようなものを選んでいます。
明るいに越したことはないので、LEDライトとか当ててやってもいいかもしれませんね。

置き場所さえ間違えなければ本当に何もしないでOKです。

伸びてもそのまま放置が基本ですが、形が気になったりする人は蓋を開けてカットとかしても別にかまいません。
開けたらダメになるとかではないので。
ただ、それをするなら普通に植物育てたらいいじゃんと思いますけど。

ぜひ神の遊びを愉しんでみてください。

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この記事を書いた人

東京 清澄白河にある、花と植物の店<LUFF>のオーナー 上村タク
<LUFF>は「ラフ」と読みます。
ついでに<上村>は「カミムラ」です。
体裁整った耳あたりの良いことばかりではなく、経験に基づいた本音と本質の部分を書いていきたいと思ってます

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