今日の花 ユーフォルビア フルゲンス

ユーフォルビア フルゲンス
市場でも<ユーフォルビア>とだけしか書かれていない品種で、品種名は画像検索してやっと知りました。

一口にユーフォルビアといっても2000種類くらいあるそうで、似たような感じのものから「絶対これ同じ仲間じゃないよね?」っていうくらい姿形の違うものまであります。
華やかなものからサボテンなの?石なの?みたいな地味なヤツまでたくさん所属している、それがユーフォルビア属という組織です。

ちなみにクリスマスといえばのポインセチア。
あれもユーフォルビアです。
(ポインセチアは暖かいところの植物なんで、外に置いたりすると長持ちしないよ)


このユーフォルビア フルゲンスは11月くらいから市場に出始めます。
終わりの時期はわかりません。
私はどの花も分け隔てなく、毎年始まりと終わりの時期を覚えていません。
よくないことです。
たぶんフルゲンスは3月くらいまであります。予想です。

カラーバリエーションは、写真にあるような白、クリスマスにタリピツな赤、お正月にもちょうどいいオレンジ黄色。
たまに染料を吸わせて染めたやつとかもあったりしますが、色が気持ち悪いので私は買いません。
(タリピツ=「ぴったり」の業界用語)

この花もお気に入りなのですが、その理由を知りたいですか?
知りたい人はこのまま読み進めてください。その好奇心が人生に輝きを与えるでしょう。

お気に入りの理由ですが、まずは見た目。
可愛らしい感じもしますが、こう見えてワイルドにもシックにもナチュラルにも対応できる汎用性があります。
いろんな釣りに対応できる釣り竿のことをバーサタイルロッドと呼ぶことがありますが、このユーフォルビアもバーサタイルです。
ちょうど形も放物線を描いているようなフォルムなので、もしかしたら釣りにも使えるかもしれません。

そしてなにより、長持ち。
めちゃ長持ちです。
運が良ければ、満月の夜から次の満月の夜までイケちゃうかもしれません。
そうなると大潮が3回あるので、爆釣の期待も高まります。

あとは、樹液が白くて肌が弱い人とかは少し注意が必要なところ
私は繊細さと強さを併せもっているので全く影響ありませんが、一応報告。
よっぽどじゃない限り大丈夫だと思いますが、お尻とか普段外気に晒されていないデリケートな部分に塗りたくったら痒くなるかもしれませんね。
多分私は大丈夫ですけど。

もう一つ強いていえば、値段が不安定なとこかな。
時期にもよるし(クリスマスに赤は高い)、グレードにもよるので、これはなんとも言えないけど、高〜い時もあるし「お!安!買お!」の時もあるし、あらかじめ決めれらたレシピに含めるのはちょっとリスキー

お気に入りの理由と言いつつ、ネガティブなこと書いてんじゃんと思った方。ご聡明ですね。
ただ時にその聡明さが人生をつまらないものにするかもしれません。

良いところだけに目を向けて悪い部分には蓋をする。
失敗を探しては攻撃し、中に埋もれた輝きを見ようともしない。
損することばかりを恐れ、好奇心を遠ざけ周りの意見だけが拠り所。

悪い部分も含めて抱きしめてください。
それが愛です。

釣り関連の締めにしようと思ってたのに、なんかよくわかんないオチになってしまいました。
釣り好きの方、申し訳ございませんでした。お詫び申し上げます。

興味ないと思いますが、科はトウダイグサ科です。

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この記事を書いた人

東京 清澄白河にある、花と植物の店<LUFF>のオーナー 上村タク
<LUFF>は「ラフ」と読みます。
ついでに<上村>は「カミムラ」です。
体裁整った耳あたりの良いことばかりではなく、経験に基づいた本音と本質の部分を書いていきたいと思ってます

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