今日の花 キク クラシックココア

今日の花 キク クラシックココア

春はあけぼの、秋はキク。かの清少納言もそのように言ったとか言ってないとか。

まぁ言ってないんでしょうが、彼女くらいの感性の持ち主なら少なくとも『マジで菊、をかし!』『やっぱ秋はマジで菊、をかしッ!!』くらいは思ってたんじゃないでしょうか。

キクっていうと、それだけで「キクはちょっと…」ってなる人もいたりしますよね。でも、そういう人は人生の2/3は損してます。キクはいろんな種類があるし、とても長持ちだし、何より美しい。しかも日本の国花。

ちなみに人生の残りの1/3はオーストラリアのお菓子<ティムタム>を知らないこと(フレーバーは<オリジナル>が一番良い)

このクラシックココア。見たらなんとなくわかるかもしれませんが、高級です。モノと時期によりますが、一本で松屋の定食くらいは払える場合があります。だからと言って松屋のレジにこの花持っていっても変人扱いされるだけなので注意が必要です。(奇跡的に店員さんがときめいて付き合う展開になる可能性も一応はありますね)

花一本にかける金額としては確かに高いかもしれません。庶民にとってはね。でも変なチョイスで数本買うなら、1本これを買って骨の髄まで楽しめばそれはそれでアリだと思います。

花もちは◎。特に、価格の高い(=グレードの高い)ものは、花びらの数も多くて満開になった時は本当に美しく「いと、をかしッ!!」となること請け合いです。なんというか、「キレイ」とかではなく「美しい」。

注意点としては、(キク全般に言えることですが)花をぶつけたりすると花びらがボロボロ散ってしまうこと。ポキっと花首で折れてしまうこと。構造が脆いのかな。丁寧に扱えば大丈夫ですが、私もたまにやってしまいます。結構な絶望で、Fワード連発しますね、そういう時は。さすがに。清少納言もそういうワード言ったのかな…

トラディショナルな雰囲気のクラシックココア。日本の国花でもある菊。思わず悠久の時に想いを馳せてしまいました。

人生の2/3を損しないためにも、ぜひ一度買ってみてください。

興味ないと思いますが、科はキク科です。

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この記事を書いた人

東京 清澄白河にある、花と植物の店<LUFF>のオーナー 上村タク
<LUFF>は「ラフ」と読みます。
ついでに<上村>は「カミムラ」です。
体裁整った耳あたりの良いことばかりではなく、経験に基づいた本音と本質の部分を書いていきたいと思ってます

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