今日の花 ペチュニア

ペチュニア
鉢植えでは結構定番でマダム達にも人気のペチュニア。
切花として出回るのは(今のところ)珍しく、2024年から流通し始めたのではなかと思います。たぶん。

花はフニャフニャした感じで、鉢植えの花というイメージも強く「切花としてはどうなのコレ?」と思ってました。
尚且つ値段も高い。
ただ珍しいだけで長持ちしなそうで高い系なんじゃないのと思っていました。あの日までは…

とはいえ、なんでもトライしてみるのがLUFFの信条。
試しに仕入れてみたらイメージ覆りました。

まぁ値段が高いのは覆ることはないですが、花もちがとてもいい。
2週間経っても咲いてます。
しかも「全然まだイケますけど、なにか?」みたいな平気な顔で咲き続けてる。
「アナタ私のことすぐ枯れそうとか思ってましたよね」というような顔でこちらに目線を送りながら。
「なにか言うことあるんじゃないですか?」と言わんばかりに。

4歳の息子でも<謝る>というのはなかなか素直にできない行為ですが、私は大人なので言いたい。

そんなの口に出して伝えなきゃわからんだろ。
いくら才能があって価値があって素晴らしいものでも、その価値が伝わってなければ存在してないも同じ。
そんなこと言うなら、価値を伝える努力を惜しみなくしたのか?
「ペチュニアと申します」だけで、ただ他の花と一緒に何も発することなく整列していただけではないのか?
全力を尽くしたと胸を張って言えるのか?
出直してこい。と。

ねじ伏せたところで紹介に戻りますが、
このペチュニアにはには花が何輪か咲いていて、蕾もいくつもついています。
一つの花自体も(フニャフニャのくせに)案外長く咲き続けるし、蕾もだんだんと咲いてきます。
最高です。
色は白〜紫〜赤紫あたりでランダム。
白強めのもあったり、紫強めもあったり。一本一本個性があって、それもいい。

花の付き具合で値段も変わりますが、基本的に花は値段が上がるとグレードが指数関数的に上がる場合が多いです。意味わかる?

例えば¥100の花と¥200円の花だった場合、¥200円の花は¥100のよりも2.5倍良い。
値段の上がり具合よりも、質の上がり具合の方が大きいよという意味です。

なので¥500のペチュニアを買うよりも高いけど¥800のペチュニアを買う方が絶対いい感じですよ、という助言です。
用途などケースバイケースなので一概には言えませんが、少なくともLUFFの花は値段が高い場合それに見合う価値があるぞ、という意思表示です。

とはいえ、花の値段は相対的な要因も多く含んでいるので、必ずしも高ければ良いというわけでもないですが…
(母の日とかクリスマスとか、時期によってかなり変わるしね)

それにペチュニアは新しく流通し始めの花なので、その分も値段が高い要因でしょうね。
来年とか少し先には作る人も増えて値段も少し落ち着くかもしれません。しらんけど。

どっちにしろ、一度は試してみて欲しい。

興味ないと思いますが、科はナス科です。

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この記事を書いた人

東京 清澄白河にある、花と植物の店<LUFF>のオーナー 上村タク
<LUFF>は「ラフ」と読みます。
ついでに<上村>は「カミムラ」です。
体裁整った耳あたりの良いことばかりではなく、経験に基づいた本音と本質の部分を書いていきたいと思ってます

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