今日の花 バラ グリーンアイス

バラ グリーンアイス

和訳すると緑の氷菓。抹茶アイスといったところでしょうか。

でも、もしかしたらグリーンアイスの<アイス>はアイスクリームではなく、氷の方かもしれません。

そっちの方がオシャレだし。

さてLUFFさん的には珍しくバラの紹介ですが、こいつの何が気に入っているかというと、

ピンクとかのぶりっ子ではないくせに可愛らしさがあって、チョットうなだれるように枝垂れて頼りなさを演出してるかと思えば、小さいくせに凶悪なトゲが手に刺さる。

という感じの、なんかその心持ち、いたずらっぽさ。河北麻友子ですね。

ただし野薔薇系のバラなので、もうトゲがすごい。

数も多いし、茎の下の方だけでなく花の近くまであるからタチ悪いのです。

痛いし引っかかるし取り除くのがすごく手間だし。数あるバラの中でもトップレベルの邪魔くさいトゲの生え方です。

市場で見かけて「おっ」と思っても、トゲが邪魔くさいので買うのやめとこってなるくらい。

「綺麗な花には棘があるものよ」という言い伝えもありますが、個人的には棘のない綺麗な花の方が好きです。花でも人でも。


花の特徴としてはスプレー咲き(一本に複数の花がついてるタイプって意味)のバラで、花持ちはまあまあ。どちらかといえば良い方かな。いや普通かな。

グリーンアイスの名前の由来は、花が咲いてから時間が経過すると色が緑に変わってくるからなのですが、切花の場合は言うほど緑にはならない印象です。鉢植えのものだとしっかり胸を張って「緑になりました」と言えるくらい変化しますが、切花だとうっすら色が変わる程度の場合がほとんど。よほど日頃の行いが善い人でないと緑に変わるところを拝めないと思います。

あと、長さが短い。多くの場合が茎が短い状態で出回ってます。茎が長いものがあると、「あ、ラッキー」って思うくらいの感じのレア度です。

値段はバラの中では高くもなく安くもなくな感じ。


LUFF的には数少ないお気に入りのバラのひとつです。見つけたら買ってください。面倒くさがりながらも全てのトゲを地道に取り除いてますので、その苦労を無駄にしないためにも買ってください。

興味ないと思いますが、科はバラ科です。

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この記事を書いた人

東京 清澄白河にある、花と植物の店<LUFF>のオーナー 上村タク
<LUFF>は「ラフ」と読みます。
ついでに<上村>は「カミムラ」です。
体裁整った耳あたりの良いことばかりではなく、経験に基づいた本音と本質の部分を書いていきたいと思ってます

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