ガジュマルの育て方

ガジュマル(フィカス・ミクロカルパ)
どこで聞いたか知らないが、誰でもなんとなく聞いたことがある、「ガジュマル」
オリーブだったり、ミモザだったり、聞いたことある植物の実物にであうとなんとなく嬉しくなっちゃいますよね。

実はガジュマルには精霊が宿るといわれていて、神秘的な木なのです。
宿る聖霊はキジムナー

キジムナー

「跳びはねるように歩く。 男女の性別があり、大人になって結婚もすれば、子どもを生んで家族連れで現れる、あるいは人間の家に嫁ぐこともあるなどとされる
人間の船に同乗して共同で漁を行うと伝えられ、ほかにも作業の手伝いをして褒美にご馳走をいただく、夕食時にはかまどの火を借りに来る、年の瀬は一緒に過ごす」(Wikipediaより)

精霊というか、近所のオッサンですね。

それはそうとガジュマルの話を。

育てるなら、なるべく明るい場所。
ネットで調べると「ガジュマルは耐陰性が強いので~」なんて書いてあったりするのですが、私から言わせれば、どの口がそんなこと言うとんねん!です。
まぁ、何を以て<耐陰性が強い>というのか、基準がはっきりしていないのでアレですが…

基本的な傾向として、「葉っぱが細かくて、沢山ついてる植物」は日当たりが良い場所じゃないとキツイです。
暗いと悲しくなるくらい葉っぱが落ちていきます。

ガジュマルを育てたいなら窓際推奨です。
一日に2時間以上陽が当たる場所とか、直接陽があたらずとも窓の近くで長い時間明るめみたいな場所で育ててください。

また、同じく葉っぱ細かい系の植物は水切れに弱い傾向があるのですが、ガジュマルも然りです。
気をつけすぎて水のやり過ぎになるのは良くないですが、カラッカラにするまで水やり忘れるとかは無いように気をつけて。
水が切れると、これまた泣くほど葉が落ちます。

虫に関しては、若干カイガラムシが付きやすい部類です。
「付きやすい」ということもありますが、葉っぱが細かくて隅々まで目が行き届かなくて気づいたときにはカイガラムシたくさん、みたいな感じでしょうか。

日当たりの良いところで環境よく育てていればそんなに心配いりませんが、暗かったり葉っぱにホコリがたまってたり暖房で乾燥してたりすると注意が必要です。
あと、実(というか花)がついたときも、その部分にカイガラムシ集まりやすいので注意。

暗さには弱いですが寒さには強く、23区だったら周年屋外でも冬は超えます。
ただ植物の状態にもよるのでそこんとこよろしく。

ニンジンガジュマル
正式名じゃないけど、根本がぷっくりしてるガジュマル。
ホームセンターとかでよく見るやつ。
放っておくと枝がバーっと伸びて、「これってどうするのが正解?」みたいな疑問がわいてきてしまうので、こまめに枝を剪定したほうがいいです。

センカクガジュマル
肉厚でツヤのある葉っぱ。ひし形。
特に書くことも思い入れも無い。

パンダガジュマル
肉厚でツヤのある葉っぱ。丸形。
個人的に好きなガジュマル。だって可愛いから。

シダレガジュマル
樹形によってはあんまり枝垂れてなくてもシダレガジュマルを名乗っている場合があり。
他のより少し耐寒性が弱い気がするけど、気のせいかも。
斑入のものもあり(黄金ガジュマルっていうのかな?知らない)。

葉っぱが細かくて沢山ついてる植物のマイナス面ばかり印象に残ってしまってそうなので、名誉のために補足。
細かい系の植物は水切れや光不足で葉が落ちやすいですが、環境が良いと芽吹きが強く再生が早いです。

植物は限られた資源で最善の戦略で生きているので、万能なものは無いのです。
あちらを立てれば、こちらが立たず。
良いこともあれば、反面悪いことも同時に背負うことになる。
アレを捨てて、これを身につける。取捨選択ですね。

あなたも限られたお財布事情の中で、頑張ってやりくりしてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次