マランタ レウコネウラ ファッシネーター

マランタ レウコネウラ ファッシネーター

名前がムズ過ぎますが、とても美しく妖しい雰囲気を持った魅力的な植物です。

この植物の魅力は言わずもがな、葉っぱの模様・色。
なんかちょっと「部族感」といいますか「仮面ライダー感」といいますか、すごくないですか?作り物みたい。

熱帯アメリカ(ブラジル辺りとか?アマゾンのジャングルとか?)原産で、湿度高め大好き系植物です。

普段葉っぱは上向き(広い面が上を向く)になっていますが、夜になるとこれが立ちます。
葉っぱが垂直に立って、裏側の赤っぽい面が見えるようになりこれまたオモロイ感じになります。

明るい時は葉を広げて光をなるべく受け取って、暗くなると葉っぱからの水分の蒸発を抑えるために立つんでしょうね。たぶん。

育て方に関しては難しくはないですが、超簡単というほど甘くもありません。
…が、冬に注意すれば余裕でしょう。

冬の注意点
寒さにちょい弱なので夜の窓のそばはやめといた方がいいでしょうね。
あと、冬は暖房をかけるので部屋が乾燥して葉っぱパリパリに気をつけてください。

もし部屋の高い場所に置いてたり吊るしてたりする場合は、結構乾燥が早くなるので水やり忘れないように気をつけてください。
床に置く場合よりも1.7倍乾きが早くなるというデータがあります(私の感覚で)。

空気が乾燥しすぎたり、水が足りなくなると葉っぱがクルッと巻いてきます。(新しく出てくる葉っぱはヨックモックのシガール状態で出てくるのでそれは関係ない)

ネット情報では霧吹きを1日1回やる、とか書いてますが、それってかなり面倒いですよね。
(水やりをちゃんとやってる前提で)根っこがしっかりしているものを選べば、基本的に空気が乾燥しようとも葉が巻くことはないと思います。
まぁ、霧吹きとかはやればやるほど良いですが、床拭くのがメンドイので程々でもいいんじゃないでしょうか。

基本的には窓近くめのボチボチ明るい場所で育ててればよろしいと思います。

湿度高め大好き系植物と先述しましたが、それは空気中のジメジメが好きという意味です。

ちょっと勘違いしやすいひっかけ問題ですが、土への水やりは<土が乾いてからたっぷりと>が基本です。
湿度高いのがいいからといって、土を常にジメジメにしてると結構簡単に腐ります。

特にこの植物のように「吊り鉢にしてもいいんじゃないですか」的な感じで販売されてる植物の場合、用土にピートモスを多用している場合が多々あります(ピートモスは軽いので重量を抑えるために)。

ピートモスは有機物なので、ジメジメしてると腐ってきて、それが根腐れの原因になります。
有機物の入ってない土なら根腐れするリスクはかなり抑えられると信じています。(無機物信仰教会員なので)
(↑ネットや本には書いてないことですが、多分根腐れの原因は有機質が入ってる用土に水をやりすぎた場合に起こることがほとんどだと思う。経験則なので確証はありません。専門家情報ください)

なので、水やりはしっかりと基本の<乾いてからたっぷり>を遵守してくださいね。

このマランタは這って伸びるタイプなので、吊り鉢にして育てるとお部屋が異様なオシャレさに包まれます。
大株に育ったらそれもう怪しさ全開の部屋になるでしょう。

あと一応、申し訳程度に花も咲きます。
ちっちゃいしすぐ散っちゃうし大した花ではないですが、「今日の占い」で1位だったくらいの喜びは感じられると思います。

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この記事を書いた人

東京 清澄白河にある、花と植物の店<LUFF>のオーナー 上村タク
<LUFF>は「ラフ」と読みます。
ついでに<上村>は「カミムラ」です。
体裁整った耳あたりの良いことばかりではなく、経験に基づいた本音と本質の部分を書いていきたいと思ってます

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