ゲッキツ(シルクジャスミン)の育て方

ゲッキツ(シルクジャスミン)の育て方

漢字で書くと<月橘>
別名<シルクジャスミン>

ジャスミンなんて呼ばれちゃってますが、本当はミカンの仲間です。

なんでシルクジャスミンと呼ばれているかというと、花が咲くからです。
小さい白い花で香りが良い花。

ミカンの花なのに、いい香りだから(シルク)ジャスミンと呼ばれる。いい香りといえばジャスミン、みたいな風潮があるからでしょうか。
ミカンからしたら屈辱でしょうね。

花が咲くのは一応5〜9月頃とされていますが、12月とか1月でも咲いているのを見たことあるし、半分はノリなんだと思います。

花の後には実がなります。
最初は緑色で徐々に赤く色づいて。
花の白もそうですが、赤い実がつくと葉っぱとのコントラストでとてもカワイイ状態になります。
(よく見ると赤くてちっちゃいミカンみたいな実)

室内で育てる観葉植物は花が咲くものはごく少ないし(咲いても全然きれいじゃないやつが多い)、その上、実がなっちゃうなんてとてもキュートだと思いませんか?
そういう意味ではとても貴重な植物だと思っています。

ただし、花が咲いたり実がなったりすると葉っぱが黄色くなりやすくなるので少し注意が必要です。
注意が必要というか、そうなるものだと知っておくことが必要ですね。

子孫を残すための花や種子に優先的に栄養がもってかれるんでしょうね。
とはいえ、黄色くなる葉っぱはあまり仕事をしていない古い葉っぱであることがほとんどなので、さほど気にすることもないかもしれません。
肥料やればある程度防げますしね。


育て方に関してですが、ゲッキツは室内で育てる場合は可能な限り日当たりの良い場所で育てるようにしてください。
暗い場所に置くと泣けるほど葉っぱが落ちて、悲しい思いをすることになります。

まず明るさ確保が第一。


そしてゲッキツはけっこう水をよく吸う植物なので、水やり忘れに気をつけて土の渇き具合をよく観察するようにしてやってください。
水を切らすとこれまた泣くくらい葉っぱが落ちます。

だからといっていつも土を濡らしてる状態だと腐ってしまうので、そこは基本の<土が乾いたら水>という鉄則を忘れずに。


先ほど「室内で育てる場合は…」と書きましたが、ゲッキツは寒さに強いので屋外でも育てることができます(少なくとも東京23区内では)。

屋外の場合は日当たりが悪かったとしても室内と比べれば何倍(何百倍?)も光量があるので、多少日陰気味でも余裕で元気に育ってくれます。

ベランダなどで植物を育てたいけど、暗くてオリーブとかユーカリが育たないみたいな場所でも活躍してくれます。


私もお気に入りのゲッキツ。
明るさと水やりに気をつければカワイく育ってくれます。

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この記事を書いた人

東京 清澄白河にある、花と植物の店<LUFF>のオーナー 上村タク
<LUFF>は「ラフ」と読みます。
ついでに<上村>は「カミムラ」です。
体裁整った耳あたりの良いことばかりではなく、経験に基づいた本音と本質の部分を書いていきたいと思ってます

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