フィロデンドロン セロームの育て方

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フィロデンドロン セロームの育て方

木化した幹、そしてその茶色い部分から唐突に生えてきている大きな葉っぱ。
南米原産だそうです。

アマゾン川のほとりの鬱蒼としたジャングルを思い起こさせますね。
まぁ、南米なんて行ったことないから想像でしかないですけれど。

流通量 多 レア度 低め

セロームは手のひらサイズの小さいものから、身長をゆうに超える大きなものまで流通しています。
小さいサイズなんかはホームセンターなんかでお手頃価格で売っているのでレア度は高くないですね。
ただ、やや大きめのものや、樹形の面白いものなんかはやっぱり一点モノなのでレアリティは高いです。

ホームセンターなどでよく見るのは手のひらサイズの小さなものが多いと思いますが、大きなものは身長よりも大きくかなり存在感のある植物です。

置き場所

南米原産のくせに耐寒性は高く、東京23区では年中屋外でも平気。
冬の寒さや夏の強光で葉が痛むこともあるかもしれませんが、それはそれでオツです。
ベストコン(ベストコンディション)で育てるなら外なら木漏れ日の下だったり、夏なら午前中だけ日が当たる場所、冬なら思いっきり日が当たる場所、なんかがいいと思います。

水やり

室内で育てる場合は水のやり過ぎに気をつけて管理するのがポイント。
土の乾燥にはかなり強いので(幹にいっぱい水分を保持してるのかな?)、土がカラカラになってからで良いと思います。

カラカラになったらたっぷり水をやる。でお願いします。

水が足りなくなってくると、葉っぱの角度が下がってくるのでその時は急いで水やりしてやってください。(葉っぱのついてる角度が『Y』だったのが『T』みたいになってくる)
数十分から1時間もすれば元に戻ります。

特徴

成長に伴って、木化した幹が伸びていきその先っちょに葉っぱを生やします。
幹には目玉の様な模様がついていて、これはかつて葉っぱがついていた名残です。

注意点?というか特徴としては、水をやった後に葉っぱの先っちょから水滴がでてくることがあります。
「あれ、なんで濡れてんだろ?」ってくらいの量なので、困ることはないと思いますが、一応豆知識としてあなたにプレゼントしておきます。

もう1つの特徴としては、木みたいな幹の部分から出てくるなんか根っこみたいなヤツ。
あれは気根といって、根っことツルの中間みたいなやつです。

その気根が伸びて地面(土)にたどりつけば自分を支える足となるし、たとえば横にある別の木とか岩とかに触れればそれに絡みついて寄りかかり抱きついていきます。

まぁ家に岩がある人はなかなかいないと思うので大丈夫かと思いますが、気づかないでいると気根はかなりの長さになる場合もあります。

私がお客さんの家で見た最長記録は推定5Mくらい。
部屋の端から端まで、まるでコンセントを壁沿いに這わせたように綺麗に伸びていました。
(家主はそれに気づいてなかった)

気根が伸びてきて鬱陶しかったり見ため的に受け付けない場合はカットしてしまってもそんなに問題はありません。
ただし切るなら気根が土に入る前に切るようにしたほうがいいと思います。

まとめると…

  • 寒さに強いので通年屋外でも平気(夏の強光、冬の寒さで多少葉が痛むかも)
  • 室内の場合、水はカラッカラになってから
  • 水やると葉っぱの先から水滴でてくるかも
  • 気根は切ってもいいし、そのままでもオツ

かなり強靭系の植物なのでなかなか枯らすことはないと思いますので、頑張って育ててみてください。

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この記事を書いた人

東京 清澄白河にある、花と植物の店<LUFF>のオーナー 上村タク
<LUFF>は「ラフ」と読みます。
ついでに<上村>は「カミムラ」です。
体裁整った耳あたりの良いことばかりではなく、経験に基づいた本音と本質の部分を書いていきたいと思ってます

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