カシワバゴムの育て方

カシワバゴムの育て方
正式名はフィカスリラータ。熱帯アフリカ原産だそうです。

一番の特徴は葉っぱ。
カシワの葉っぱに似てるから柏葉ゴムとよばれていますが、そもそもカシワの葉っぱが馴染み薄いのであんまりピンとこないです。
(ちなみにカシワはどんぐりが実る、カブトムシとかがよってくる木です)

そんなカシワバゴムの葉っぱは、ゴツゴツしていてかたい。
なんというかデコボコというか波打ってるというか、ちょっと個性的な形状です。

葉っぱがけっこう大きいタイプと小さめのタイプのものがあります。
小さいタイプのはバンビーノと呼ばれています。

好みではありますが、小さめサイズを育てるなら見た目のバランス的にバンビーノの方が良さそうです。

このカシワバゴムはあまり枝分かれするタイプではないのでスリムな樹形のものが多いです。
逆に言うと枝ぶりが良いものは結構レアなので、迷ったら買いです。気に入ったら買ったほうがいいですよ、そういうのは。
特に小さいサイズで枝分かれして広がりのある樹形のものは見つけたらラッキーです。
(ちなみにですが、私が初めて出会った芸能人はラッキー池田です)

育て方は一般的なフィカスたちと同様で、

多少は耐陰性はあるけど、なるべく明るい場所
耐寒性は弱くはないが強くもない(一般的な室内なら問題なし)
水の吸いっぷりも早くも遅くもなく

いわゆるひとつの「普通」ですね。

育てる難易度は低め(簡単)だと思います。

虫がついてるのもほとんど見たことがないし、「こんな環境悪いとこでよくも育ってるなぁ」ということもあります。

環境にもよりますが成長は遅め。
ときより徒長枝(とちょうし)といって、急に勢いよく伸びてくる枝があったりしますが、基本的にはゆっくり。

良くも悪くも変化が少なめ系の植物です。

変化少ない系なので放ったらかしにしがちですが、根腐れしてたり光が不足してたりすると、ある日突然ドミノ倒しのように葉っぱが落ちまくることがあります。
これは実際には急になるわけではなく、変化が少ないがゆえに気づかないうちに状態が悪くなっていて、あるタイミングで一気に表面化するというパターンです。
「調子悪いなら早く言ってよ」という感じですが、それは植物の声が聞こえないあなたのせいであり、植物に文句言うのはお門違い甚だしいことです。
(なお、私くらいのレベルになると精神が研ぎ澄まされ植物の声が聞けるようになります。ウソです。)

環境が悪いところでもすぐには(見た目的に)変化がないので大丈夫だと思ってしまいがちなので、そこは要注意です。
あとは、<明るい場所で、乾いたらたっぷり水、受け皿等に水をためない>の三種の神器を揃えておけば簡単に育てられるはずです。

頑張ってね。

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この記事を書いた人

東京 清澄白河にある、花と植物の店<LUFF>のオーナー 上村タク
<LUFF>は「ラフ」と読みます。
ついでに<上村>は「カミムラ」です。
体裁整った耳あたりの良いことばかりではなく、経験に基づいた本音と本質の部分を書いていきたいと思ってます

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