美女ナデシコ

美女撫子<ビジョナデシコ>
これまた随分と強気なネーミングしちゃってる花

自ら「美女」を名乗るとは。

しかしながら、またの名を<ヒゲ撫子>
ヒゲナデシコ。

真逆のような感じしますけど。
実はヒゲ生えてました的な?

なんか勝手なイメージだけど、本当の<なでしこ>だったとしたら「美女」なんて言わなそうだし、そもそもヒゲの時点で<なでしこ>じゃない気がする…
偏見か

さて、この「ヒゲ美女なでしこ」ですが、特徴は何といってもその容姿ではなく強靭な長持ちっぷり。
カーネーションに近い植物というのも納得の長持ち番長です。

最初は緑のモシャモシャだらけで「なにこれ、花なの?」みたいな出会いでしたが、時間が経つにつれて小さな花が咲き、少しずつ少しづつ可憐な姿になっていきます。
控えめに転々と咲くものもあれば、緑の髭が見えなくなるくらい目一杯咲く種類もあります。

時が過ぎるほどに違う表情をみせて、一緒いる時間が長いほどその魅力に取り憑かれるでしょう。

最初はヒゲ面だったのに、いつしか美しく生まれ変わる。
そういう意味だったのですね。ヒゲナデシコ。

ヒゲ美女かどうかしりませんが、カワイイ花ですよ。
(私のイメージする)<なでしこ>とはちょっとジャンルが違うような気がしますが、可愛らしくてチャーミングな雰囲気の花です。

個人的には、それほどお気に入りというわけではありませんが、キャッチーな名前なので紹介してみました。

興味ないと思いますが、科はナデシコ科です。

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この記事を書いた人

東京 清澄白河にある、花と植物の店<LUFF>のオーナー 上村タク
<LUFF>は「ラフ」と読みます。
ついでに<上村>は「カミムラ」です。
体裁整った耳あたりの良いことばかりではなく、経験に基づいた本音と本質の部分を書いていきたいと思ってます

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