ホヤ・レツーサ

ホヤ・レツーサ
元ガガイモ科 現キョウチクトウ科(分類の方法が変わって科が変わったようです)

「ホヤ」って聞くと「海のパイナップル」の方を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、ここでは植物の「ホヤ(Hoya)」のお話です。

ホヤは熱帯系の場所の植物でアジア・オーストラリアとかが原産のようです。

観葉植物として売られているホヤは吊り鉢で長く垂れ下がっているものが多いですが、もともとは他の樹木などに蔦のように着生して伸びていく植物です。

着生植物って他の樹木にへばりついて伸びていくんですよね。

なんで2回言ったんでしょうね。

他の木にへばり付いてるということは、垂直ないしは勾配のきつい場所に葉を伸ばしてるということですよね。

高3程度の学力があればわかると思いますが、高いところから低いところへ水は落ちていきますね?
もちろん落ちていく途中に一休みして留まることはありません。

雨が降っても木の表面で水は留まることはなく、地面へと落ちていきます。
地面に生えている植物と違って、着生植物は雨が降ったその時しか水をゲットできないのです。

無駄に長くしましたが、要するに、着生植物ってあんまり水がリッチではない場所に自生しているので、乾燥に強いヤツが多いという事です。

まぁ、長々とそんなこと説明しなくても、ちょっと想像すれば幼稚園児でもそんなことわかりますね。失礼しました。

ただ、ここで一つ謝らなくてはいけないことがあります。
散々長々説明したのですが
このホヤ・レツーサは、着生植物あるあるには当てはまらず、結構水を必要とします。

油断して水をやらないでいるとベビースターみたいになります。
もちろんそうなってしまったら元には戻らず、長いベビースターをインテリアとして飾る羽目になります。

そうなりたくなかったらやることは3つです。
(やっとここから育て方の説明です)

①水をしっかりやる(葉を濡らす!)
②明るい場所で育てる
③虫が付かないように気をつける

①の<水をしっかりやる(葉を濡らす)>というのは、植え込んである土の部分にも水をしっかり、そして、葉っぱ全体にもスプレーでもシャワーでもいいから水をかける。ということです。
生産者にもよりますが多くの場合、ホヤはいわゆる土ではなく、ヤシガラ(っていうのかな?)などのヤシの実の皮?とかをつかったもで植えられています。
コイツらがちょっとクセがあって、一度乾ききってしまうと水を吸わなくなってしまうんです。


なので、水をやるときはじっくりたっぷりやってください。
僕なんかは面倒くさがりなので、洗面所やバケツに水を張って、そこにしばらく入れときます。
そうすれば乾いてしまったヤシガラも水を吸ってくれます。

(葉を濡らす)の部分。
着生植物は水が満足にもらえないという話をしましたが、彼らも甘んじてそれを受け入れているわけではありません。

長く伸びた部分にも根を生やして水を吸えるようにしてるんです。
ホヤのくせに良く考えています。
葉からも水分を吸収できるので、水やりの助けになります。

植物は自分で動けない分、置かれた状況に嘆くのではなく己がやれることをやって最善を尽くしています。
これを読んでいる貴方もホヤを見習って欲しいくらいです。

土の部分はあんまり水をやり過ぎると腐ってしまうので、乾いてきたら水をやる。
葉っぱの部分は毎日でもやっていいと思います。

②<明るい場所で育てる>ですが、じゃあどれくらいよ?という事ですよね。
答えは窓辺。直射日光でなくていいと思いますが、なるべく明るい場所がいいでしょう。
あと冷暖房の風が直接あたるとこはNGです。

③<虫が付かないように気をつける>は①と②をちゃんとしていれば、ほぼ問題ないと思いますが、このホヤレツーサはどちらかというと虫が付きやすい植物です。
これは種類の問題なのか、植物の構造(葉っぱが細かく複雑に絡み合ってる)からなのかは謎です。

虫がついたとして、その殆どがカイガラムシです。
葉っぱの付け根とか枝分かれの隙間とか、いやらしい場所にいたりします。
このホヤにつくカイガラムシはコナカイガラムシとかワタカイガラムシとか(よく知らないけど)白い綿っぽい生き物かゴミかわからないようなタイプのヤツです。

幸いこのタイプは退治するのは楽で、とりあえず頻繁に水をぶっかけけておけば大体流れていきます。
あまりに沢山ついたときはカイガラムシ用の殺虫剤推奨です。
LUFFで使用しているのは「カイガラムシエアゾール 480ml 住友化学園芸 庭木・ばらのカイガラムシ退治 殺虫剤」という商品です。
勢いが強くてなんか楽しいけど、夢中になって使っているとすぐなくなるので注意。
(ホヤの樹液は白いのでカイガラムシと見間違いやすいので注意)

だいたいそんな感じで元気に育てられると思います。

あと、寒さにはあまり強くありませんが一般的な家の室内なら心配することはないでしょう。(気温が低いときは水のやり過ぎに注意。葉っぱを濡らすのはやってよし)

そうそう、花も咲くことがありますよ。
長い葉っぱの中にポツポツと花が咲く姿はなんかちょっと良いです。
なお、花からは個性的な香りがします。個性的なニオイです。

私もお気に入りのホヤ・レツーサ。
上手に育ててくださいな。