モンステラの育て方

モンステラの育て方

モンステラ人気ですね。
昔から変わらず人気の観葉植物。
なんといっても葉っぱの形がインパクトありすぎますからね。

なんであんな形なんでしょ。ちょっと狙いすぎじゃないですか?

とはいっても、植物の形や色、見た目や性質などには全て理由があって、無駄な装飾や無意味な形などひとつもないのです。

じゃあなんで葉っぱに穴が空いてるの?っていう話ですが、モンステラに問うてもやる気がないのか何も答えてくれません。

植物はほとんどの場合、水と光(光合成)を求めて進化しています。
モンステラの葉っぱの場合、幼い葉っぱには穴や切れ込みがない場合が多く、ある程度成長してくると切れ込みや穴があいた葉っぱが生えてくることがあります。

1つは上の方の葉っぱに入れ込みをいれて下まで光が届くようにする説があります。
「なるほど!」と信じたくなる説ですが、私はこの説否定派です。

切れ込みで下まで光を通すのは効果的ではないですし、光が当たらないなら下の葉を落として上に展開すればいいじゃんと思うからです。
それに横に伸びてる(下に葉っぱがない)状態でも穴が空いたり切れ込み入ってるような場合もあります。完全に無駄です。

植物は限られたコストの中で最大限のコスパを生み出すために、無駄なことは一切しません。

なので、私は第二の説「風通しを良くするために切れ込んでる説」を推しています。

ん?って感じの説ですが、意外とこれです。

光合成をするには光と二酸化炭素が必要ですね?
じゃあ、どうやって二酸化炭素ゲットするかわかりますか?

植物は二酸化炭素を取り入れる入口を開けて待つことしかできません。人と違って息を吸い込むみたいなことはできないのです(植物的に言わせれば、「できない」のではなく「しない」のでしょう)。

なので、無風の状態だと二酸化炭素をゲットするのはかなり確率の低い戦いになります。
それが少しでも風が吹けば(空気が動けば)取り入れ口に二酸化炭素が入ってくる確率があがるという寸法。

穴ごとき、切れ込みごときと笑うことなかれ。
これだけでも空気の流れはかなり違うのです。


さて、全く育て方に言及してませんが、もう少し辛抱してください。
次はモンステラあるあるです。

モンステラは人気なので、お客さんのお宅にお届けや手入れをしに行ったときにも、そこにある場合も多々あります。

そして大体の場合がベロンベロンに伸びて収拾つかなくなってるバージョン。
もしくは、それを必死に押さえつけようとサイボーグのように支柱でガチガチにされてるバージョン。
なんならその支柱が意味なくてただのベロベロのモンステラに棒がついてるだけのバージョンもあります。

モンステラってそういうものなんです。
育て方云々とかではなく、そういうやつなんですね。

そういうのでよければ何も考えずにモンステラと名前のついたものを買えばいいと思います。
モンステラ自体はとても丈夫なので問題なく育つと思います。ベロンベロンになりながら。

ベロンベロンなモンステラが嫌なら、しっかりしたものを買うのが第一歩です。
見た目からしてがっしりしているものです。
品種としてはモンステラデリシオーサというやつとかですかね。あとはモンステラコンパクタ。
(恥ずかしながらモンステラの品種に関して詳しくないので正直よくわからない)

ただし、かなり専門的な店でない限り品種名が間違っていたり(←流通の段階から)、品種名まで書いてなかったりする場合が多いです。(たぶんモンステラの品種に興味ある人が少ないんでしょうね。私も興味ないです)

まぁ、要はしっかりガッチリしたものを選べばよいと思います。
茎とかをちょっと触ってみて「うわ、硬っ」ってなるようなやつなら大丈夫だと思います。

モンステラの耐寒性は高めです(デリシオーサの場合)。
東京都内23区内であれば冬でも外で大丈夫でしょう。

耐陰性も高いですね。(ただし暗いとベロベロしやすいので注意)
水やりも土がカラカラになってからでいいです。

寒さ・暗さ・乾燥に強く、かなり無敵系の観葉植物です。

注意点は
水やりの後に葉っぱの先っちょから水がすこし出てくることがあるよ
気根がきもい

総合して超丈夫系観葉植物です。

モンステラはどんなのを買うかでほぼ全て決まってしまうので、それだけ気をつければ長く付き合えると思いますよ。

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