ドラセナの育て方
最強丈夫植物としてポトスと双璧をなすドラセナ。
面白みもないくらいに丈夫で強靭な植物です。
最初に言っておきますがドラセナを枯らしてしまうようなら、もう植物は諦めて仏像とかラッセンの絵を部屋に飾った方が良いと思います。
それくらい丈夫で枯れにくい植物です。
「丈夫」とか「強い」とかを植物に使うのはあまり好きではない私ですが、その私を以てしても丈夫と言わしめるくらいドラセナは丈夫です。
まず日当たりはあったほうがいいです。
これは基本的にどの植物にも言えることですが、明るければ明るいだけ良いと思ってください。
ただしドラセナは丈夫すぎるがゆえに、暗くてもなんとかなってしまいます。
とはいえ、ずっと暗いところで育てていると葉がふにゃふにゃになったり落ちたり、茎もほっそりしてきてしまいますので、なるべく光に当てたほうが良いことにはかわりありません。
光が不足している場所で育てていると、新しく伸びてきた茎が細くなってきます。
なので、お客さんの家とかでドラセナをみると「何年前に買ってきたドラセナやな」というのが私レベルになると一瞬でわかります。
(一瞬ではわかりません。大体はわかります。ちょっと盛りました)
それに暗いところに置いていると植物があまり水を吸わなくなり、相対的に水のやりすぎになりやすく根腐れのリスクが高まるので要注意です。
水やりに関しては土がカラッカラに乾いてからでいいと思います。
丈夫すぎるため、もちろん乾燥に強く水やりの頻度もかなり少なめですみます。(量が少なくではなく、頻度がすくない)
あまり水をやらなくて済むので、逆に水をやるのを忘れないように注意ですね(冗談とかではなく)。
LUFFにおいているドラセナなんかは(鉢のサイズによりますが)大きいものなんかだと、2週間以上も土乾いてるかチェックすらしないくらいです。(鉢のサイズが小さいものは乾きやすいので注意です)
丈夫すぎるので、水のやりすぎに気をつけて適当にやっていれば枯れずに育ってくれると思います。
とても丈夫なドラセナですが、少し困っちゃうこともいくつかあります。
①葉っぱの先っちょだけ茶色く枯れる(特にドラセナコンシンネ)
これは多少であれば、「もうそういうものなの!」と諦めていいと思います。個人的には。
気になる人はハサミで先っちょカットしてもいいと思いますが面倒なのでそのままにしちゃいます。個人的には。
原因はいろいろあるんでしょうけど、多分なかなか全ての原因を取り除くのは難しいでしょうしね。
一応原因としては
- 日当たり不足
- 根詰まり気味
- 根腐れ気味
- 水不足気味
といったところでしょうか。
ほぼ日当たり不足か根詰まり気味が原因の場合が多いんじゃないかと思います。
ドラセナは根っこがごっつい感じでのびるので、しばしばプラスチックの鉢が変形したり、なんなら割れたりすることもあります。
そして伸びる時は結構な勢いで伸びる。
根詰まりが原因だったとして、そんな毎回植え替えしていたらあっという間に6畳の部屋を占領しちゃうくらい鉢を大きくしなきゃいけなくなりますし、多少の葉先の枯れは目をつむってもいいんじゃないかと思ってます。個人的には。
ちなみに水のやりすぎで根腐れすると、枝の先がUターンして真下を向くぐらい萎れます。
もうその状態までいくと三途の川をほぼ渡り切ってるので、復活はする確率は2%くらいです。
少し困ったことその②は、剪定がムズイ。
ドラセナの特徴として枝の先にだけ葉っぱがついている形状をしています。(一部例外あり)
なので、伸びすぎちゃって剪定したいんだけど、というときに遮二無二カットしてしまうと、ただの棒になってしまうこと。
どこでカットしても切ったすぐ下のあたりから新しい芽がでてきて、いずれ伸びるのでいいのですが、しばらくの間とはいえ棒を部屋に飾っておくのもプライドが許さないと思います。
切る位置のコツとかではないですが、そういう場合は時間差で剪定すると良いと思います。
例えば「今回は伸びすぎたこの枝とこの枝をカットしよう」みたいな。
そして、数ヶ月後くらい?にカットした枝から葉っぱが出てきたら、前回残しておいた枝をカットする。
そういうふうにすれば、誰かに見られても「攻めた植物飾ってるなぁ」と思われずに済むでしょう。
昔っからあって丈夫で、そこそこ人気なドラセナ。
それゆえ良い株よりも根っこがしっかり張っていないLUFF的にはイマイチな株が多いようにも感じます。
購入の際は根元のグラグラしてないやつを選ぶことを強く推奨します(ドラセナに限らずですが)。
まぁ、超絶丈夫なので多少根が張っていなくてもやっていけるとは思いますが…
良い株選ぶに越したことはないですからね。