鉢を一回り大きくする方法の説明です。
鉢増しとか呼ばれたりもしますね。
この植え替えは根詰まりしてきたり、買ってきた植物を鉢に植えたり、そんなとき行う方法です。
根を切らない(≒植物にダメージを与えない)ので、季節を問わず植え替えしても大丈夫です。(冬にやっても植物の生育という視点では意味はありませんが…)
この方法の植え替えは本当に簡単で、私くらいのレベルになると寝起きでもできますし、ビール10杯飲んだ後でも余裕でできる低難易度です。
用意するものは
- 今より一回り大きい植木鉢
- 土
- 鉢底ネット
- (軽石)
あると便利なもの
- 床等に敷くシート
- 棒
勢いよくリストにしてみたものの、用意するものはあんまりないですね。
まぁ、それだけ簡単だということです。
1、今より一回り大きい植木鉢
一回り大きい鉢というのは具体的にいうと、直径2〜3cm深さ2〜3cmくらい大きくなればとりあえずOKです。
もう少し大きくてもいいけど、あまり大きくしすぎるのはお勧めしません。
大きくしすぎると土が乾くのに時間がかかるようになって、根腐れしやすくなる。
それに、大きすぎる鉢はそもそも見た目的にバランスも悪く不恰好になりがちじゃないですか?
植物を大きく育てたいから大きな鉢に植えるぜ!って人がたまにいますが、それは小さな間違いです。
大きな間違いとまでは言いませんが、悪いことは言わないから少しずつ鉢のサイズを大きくしてったほうがいいよ。と伝えてあげたい。(植え替えの項目なので詳しくは書きません)
2、土
室内の観葉植物を植え替えるなら<観葉植物の土>、外で育てる野菜なら<野菜用の土>。
〇〇の土、とか専用のものもありますが、そこまで心配しない大丈夫だと思います。
重要なのは室内でつかう場合は、屋外用の土を使わないことです。
屋外用というのは野菜の土や培養土とかそういったものです。
虫がでます。
土は「軽い土』とかそういう系の物も個人的にはやめといた方がいいと思ってます。
あと、なんだか異様に安すぎる土なんかもやめといたほうがいいですよ。
ちなみにLUFFが植え替えなどで使用している土は一切有機物の入っていない土です。超高いです。高級です。
3、鉢底ネット
これは鉢底の穴から土がこぼれないようにするものです。
なんでもいいです。100均でも十分。要は<穴を塞がないで土がこぼれないもの>であればなんでも。(そんなものなかなかないと思うけど)
4、軽石
これはなくてもいいよ実際。
大きい鉢(10号以上とか?)には使ってもいいと思いますが、なくてもいいんじゃないかなと個人的には思っています。
めんどくさかったら無しで。
シートは床を汚さないためで、棒は土を奥の方まで押し込む係です。
具体的な植え替え方法としては
- 新たに植え替える方の鉢を用意する
-
植え替える方の鉢に•鉢底ネット(•軽石)•土を入れて、「植物を入れたら丁度いいだろうな」という高さにしておく(適当でかまいません。入れすぎたら減らせばいいし、足りなければ足せばいい。完璧を求めると人生辛いですよ)
- 今植っている鉢から植物を取り出す
-
良い植物なら鉢のフチをトントンと叩けばスポッと取れると思います。
根が張っていない植物だと、ボトボト土が落ちます。(その時点でまだ植え替えるべきではなかったと少し後悔してください) - 新しい鉢に植物を入れて空いてるスペースに土を入れる
-
ちょうどいい高さになるように土を足したり(もしくは減らしたり)して植物をいい具合の位置•角度に調整します。
土を周りに入れて完成です。
土はギュウギュウに詰める必要はありませんが、グラグラするのはよくないので軽く圧力をかけておいてください。
ウインナーを押して凹むくらいの強さで土を押しこんでおけばよいと思います。
植え替えたらたっぷり水をやって終了です。
植物に適した場所(日当たり良い場所とか植物の種類による)に置いて愛でてください。
(片付けや手洗いもちゃんとやらないと怒られてしまう場合があるので忘れないように注意してください。
意外と気づかないのが、鉢などを綺麗に洗って安心してしまって、洗面所が汚れていることに気づかないパターン。
後々チクチク文句を言われないように忘れずチェックしておいてください。)
よくネットとかで調べると『植え替え後は風の当たらない日陰に置いて…』とか安静にしてください的なことを書いてある場合もありますが、今回の植え替えは根を傷つけてないのでそんなことは気にしないでください。
葉焼け等には気をつけますが、早速良い環境のところに置いちゃってください。